育てているコロナリウムについて記します。
この種は水やりのタイミングがとても重要です。
冬の管理も注意が必要で
ビカクシダの中では手のかかる種という印象です。
【生育環境】
日差しは半日陰です。(遮光70%ネット下)
最低気温は15度程度。冬は簡易的な温室に入れています。
水やりが一番のポイントです。
注意点は下に記していきます。
温室、屋外とも基本湿度は70%前後です。
◎購入時(2022)
かなり育った株をショップで購入しました。
時期は8月頃。5000円ほどだったと思います。
水苔で根を包んで 組んだ流木に着けました。
蒸れを防ぐため裏側に空間ができるように流木を組んであります。
5月頃から貯水葉が生え始め
暑くなる8月ごろまでに左右に出て
その後胞子葉が1~2本出てくる印象です。
最低気温が15度を下回ったら室内に入れています。
温室は最低温度を15度ほどに維持。
◎二年後(2024)
やっと水やりのコツを掴み
貯水葉が黒ずむことが少なくなりました。
【水やりについて】
コロナリウムは蒸れにとても弱いです。
貯水葉が水苔を覆うと
貯水力がずば抜けて高くなるようです。
風通しがあっても
水苔がびっしょりと水を含んだ状態が二日ほど続くだけで
すぐに貯水葉の根元が茶〜黒ずみます。
屋外で育てている場合
雨の降った次の日はすぐに取り込み
風通しの良い半日陰で乾かします。
コツとしては乾いたらたっぷり水を与えるのではなく
乾き切る一歩手前を常に維持するような感じです。
水切れを起こしたサインは胞子葉にシワが出てきますので
毎日観察することが何よりも大事かもしれません。
◎まとめ
ビカクシダ コロナリウム(Platycerium Coronarium)は
だらりと伸びた胞子葉がとても魅力的な種ですが
貯水葉の蒸れに細心の注意を払うことが大切。
保水力がとても高く
ビフルカツムやアルシコルネのような強靭な種と
一緒のリズムで水やりをすることはお勧めしません。
日差しにはそこまで弱い印象はないですが何しろ蒸れに注意。
湿り気味よりも乾燥気味の方が良いと思います。
毎日観察することをオススメします。
まだ育てて2年なので、これから随時更新していこうと思います。