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お腹ガ、ㇲかなイ。

 

家の玄関には

タイピストの近藤

が使っていた

タイプライターがインテリアとして置いてあります。

バチバチと文字を打ち

リターンはレバーでぐいっと。

インクリボンが切れるまで

無数のアームヘッドが

紙へ印字する仕組み。

 

電池も回路もなく

アナログど真ん中の仕組みでいるには

このくらい重いのも頷けます。

 

世の中が

AIという言葉に少しずつ馴れてきました。

 

機械が

人間をはじめとした生き物の発した

言葉や発言、鳴き声

創作された絵画や音楽

文章

セリフから映像

はたまた顔の造り

表情までを記憶して

法則に則って出力する技術。

 

生活を便利にするために

生み出されたこの技術。

私はそう認識しています。

 

 

 

先ほどAIチャットと呼ばれるオモチャと遊んでみました。

正解と不正解が入り乱れても

滑るような会話が

最初はとても目新しく

楽しんでいましたが

間もなく恐ろしくなって

こうしてブログを書きはじめました。

 

 

私達はいつからか

『ごめんなさい』

『ありがとう』

『さようなら』

言葉と表情が自然に溢れ出て会話が生まれるように育ち

猫なんかにも話しかけたりして

鳥なんかにも手を振ったりしています。

 

お腹が空いてきた。

 

ふと思います。

この感覚はどこからやってきたんだろう。

 

ふと思いまス。

相手に伝える時の表情を身体が知る前に言葉だけを学習したなら

果たしてどんな会話が生まれるのだろ。

 

ㇷと思う。

人間が

情報や知識がなみなみと注がれた湯船の中に

ブクブク潜り

果たしてどうして表情を学ぶのだろうかと。

 

法則で出来た機械から

怒られて落ち込んだり

褒められて嬉しくなったり

冗談を言い合って笑ったリしてイル

 そんな人間を見る日が来るのだろうか。

 

それとも感情や表情は

無くなってュくのだろうか。

 

 

私は

滑らかな回答を繰り返すAIに

「ありがとう」と

言う気も全く起きず

無表情のマま、ただ問いかけ続けタダケ。

マルで機械のよウデシタ。

 

機械が優しさを手に入れたとき

ほ㌧どの人が優しさを忘れてるのかもしれないナ。

 

 

 

 

 

ああ

腹が減ってきた。

 

あア。

増えスぎたハラスメントは

AI化で消エるノカナ。

そのタメに増ヤしたンダかラ。

 

アア

ハラ減っタ。

バチバチバチバチタイプライターを叩イタラ

飯ニシヨウ。

メシニシヨウ。

補給エネルギー。

ホキュウエネルギー。

エネルギギギー

ギギギ。

 

 

お腹ガ、ㇲかなイ。



 

更新

12月15日

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